empty orchestra(2023-12-05日記)

カラオケはわたしに死をとても意識させることに気がつきました。カラオケの個室って外から遮断されてて僕が一人旅するときになどにすごく逃げ場として機能するのですが、アットホームでもないしどこにも立ち止まれないような街中の焦りを感じさせるわけでもない。あの空気はネットカフェとカラオケでのみ感じられます。(ホテルは違う)あとカラオケの機器ってすごいアレだけ時間止まってる気がしません?使い回される映像、謎に一貫したオケの質感(empty orchestra)、そしてこれが一番ぼくの中では象徴的なんですけど曲を予約していないときにエンドレスで流れる謎番組。Damチャンネルとか。あの謎番組を収録する現場はどんな匂いがするのか、考えるがそれがつかめない。あそこに出てくるタレント・歌手に感情移入のしようがない。街中のそれとは確実に違う、なんらかの焦りを自分はカラオケで感じているのかも。ただ歌うのはふつうに楽しいです。でもうっすらと心に一定のさみしさが流れつづけています。お互いがお互いの歌にまあまあ無関心であり続けてくれるのはここちよいです ここまで書いて1回読み返しましたがなにが死を意識されてるんでしょね、たぶんぼくの中ではこれらの要素が絡まり合ってるのかな